日商簿記3級は「取る価値がある資格なのか」「独学でも合格できるのか」と検索されることの多い資格です。
結論から言うと、日商簿記3級は数ある資格の中でも、取る価値がある資格の上位に入ると考えています。
私はこれまで、さまざまな分野の学習や資格に触れてきました。その中で、「学んだ内容がその後も使えた」「考え方として残った」と感じるものは多くありません。簿記3級は、その数少ない資格の一つです。
日商簿記3級はなぜ取る価値があるのか
日商簿記3級の大きな特徴は、汎用性の高さです。
経理や会計の仕事に就く人だけでなく、会社の数字が苦手な人、利益の仕組みを理解したい人にとっても役立ちます。
お金の流れ、利益が出る仕組み、費用と資産の違いなどは、社会人として長く使う知識です。試験が終わったら忘れてしまう資格と違い、簿記3級は「考え方」が残ります。
いろいろな資格を学んできた中で感じる簿記3級の強み
資格の中には、合格すること自体がゴールになってしまうものもあります。一方、簿記3級は、学んだ後に仕事や日常の見え方が変わります。
決算書やニュースに出てくる数字に対して、「何を表しているのか」が分かるようになる。この変化は、他の資格ではなかなか得られません。
私のプロフィール(簿記講師・実務経験あり)
このブログを書いている私は約15年前に日商簿記1級に合格し、現在も英語学習を続けています。
年齢を重ねてから基礎に立ち返る学習の大切さを、英語と簿記の両方で実感してきました。
これまで約六年間、塾で簿記講師として指導を行ってきました。教室での集団授業だけでなく、大学などへの出張講義や、カフェでの個別指導も行っています。
また、大小さまざまな会計事務所や企業で、経理・財務の実務にも携わってきました。試験対策だけでなく、現在の実務を踏まえた説明ができる点が強みです。
簿記3級は「計算」より「言葉」
簿記というと、数字や計算が苦手だから無理、と思われがちです。
しかし、つまずく原因の多くは計算ではなく、専門用語や考え方に慣れていないことです。
簿記の学習は、漢字学習とよく似ています。
意味が分からない言葉でも、何度も見て、使うことで自然と定着します。そのため、読むだけでなく、問題を解くことが欠かせません。
日商簿記3級のおすすめテキスト【TAC】
日商簿記3級のテキストは多くありますが、簿記講師の立場からおすすめするのは TACのテキスト です。特に次の二冊は、目的に応じて選びやすい構成です。
合格テキスト 日商簿記3級
内容がしっかりしており、基礎から体系的に学びたい方に向いています。「なぜそうなるのか」を理解しながら進めたい人、時間を確保してきちんと勉強したい人におすすめです。
スッキリわかる 日商簿記3級
コンパクトで持ち運びやすく、通勤時間や移動時間などの隙間時間に勉強したい方に向いています。心理的なハードルが低く、「とりあえず開いてみよう」と思える一冊です。
テキスト選びで一番大切なこと
どちらを選ぶ場合でも、最も大切なのは
「開きたくなるか」「問題を解きたくなるか」 です。
簿記は読む勉強ではありません。
漢字を覚えるときと同じように、手を動かして問題を解くことで身につきます。評判よりも、自分が続けられるかどうかを基準に選んでください。
テキストが安く買えるTAC出版のリンクを貼っておきます。
日商簿記3級の独学で失敗しないコツ
日商簿記3級は、独学でも十分に合格できる資格です。
ただし、やり方を間違えると途中で止まりやすくなります。
独学で一番大切なのは、理解よりも問題演習を優先することです。
分からないところがあっても、テキストを読み込み過ぎず、まず問題を解いてください。
「理解してから解く」のではなく、解きながら理解する。
これが、簿記3級を独学で乗り切る一番の近道です。
独学が合わないと感じたら
独学を進めていて、
・同じところで何度も止まる
・仕訳の意味がつながらない
・実務とどう関係するのか分からない
このように感じた場合は、誰かに説明してもらうことで理解が一気に進むことがあります。特に、実務経験のある講師の話は、試験対策の知識を「使える知識」に変えてくれます。
お問い合わせ
勉強方法の相談、個別指導、経理・財務の実務について話を聞いてみたい方は、下記のアドレスまでご連絡ください。
【連絡先メールアドレス:kei.lecturer@gmail.com】
日商簿記3級は、これから何かを学びたいと考えている
方にとって、最初の一歩として非常におすすめできる資格です。
取る価値があるか迷っている方の参考になれば幸いです。

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